中国の有名SF小説を原作とする映画「超新星紀元」の制作スタート座談会が8月23日、北京で開かれた。制作会社の責任者は、出演者の陣容をじっくり練り上げる考えを示すとともに、先に公開された映画「Shanghai Fortress(原題:上海堡塁)」の失敗は中国SF界にダメージをもたらさないと述べた。
2019年は中国の「SF元年」と呼ばれる。映画「流転の地球」などの映像作品や文学作品が次々と世に送り出され、中国のSF市場も急速に拡大している。このほど日本で正式に発売された小説「三体」の日本語版は、発売初日に初版本1万冊が完売し、わずか1週間で第10版まで増版され、8万5,000冊が発行されるなど、日本の出版市場を席巻している。今回の「超新星紀元」の原作小説が「三体」と同じく劉慈欣氏の作であることからも、世間の期待が集まっている。